音が一番出入りするのは窓
音が一番出入りするのは、窓だと知っていますか?
音は、窓から入る音も、壁から入る音もあります。
その中でも、圧倒的に多いのが、窓から入る音です。
外からの騒音、室内からの音漏れは、窓から出入りする音が一番の原因になるのです。

自宅の防音対策をしたい方には、なによりもまず、窓の対策をおすすめしています。
窓からの音の出入りを抑えることは、費用対効果が抜群だからです。
窓の防音対策には、主に次の3つがあります。
- 今の窓ガラスを
防音効果の高い窓ガラスに入れ替え - 今の窓を取り壊して
防音効果の高い窓に入れ替え - 今の窓はそのままに
内側にもう一つの窓を設置
この中でも、窓工房が群を抜いてオススメしているのが、3番「今の窓はそのままに、内側にもう一つの窓を設置する方法」です。
以下で、1番〜3番の防音対策について、窓工房の見解をお伝えします。
ー もくじ ー
3つの防音対策
防音対策について窓工房の見解です。
防音対策①
今の窓のガラスだけを
防音効果の高いガラスに交換する方法
ガラスの交換だけというと、一見、お手軽に感じます。
ですが、窓工房としてはオススメすることはできません。
窓はガラスの面積が一番大きな割合を占めます。
確かにガラスを交換すれば、今より音の出入りを減らすことはできます。
しかし、ガラスだけの交換の場合は、窓枠を交換していないため、窓枠の隙間から音が入り込みます。
そのため、防音効果が発揮されにくいのです。

お客様の中には、どうしても内窓の設置を嫌がる方、今よりもちょっとだけ防音効果があがるだけでいいという方もいらっしゃいます。
そういう方には、ガラス交換だけをやらせていただきます。
さらに今の窓の立て付け調整をしたり、鍵がよくかかるように調節したりすることで、少しでも隙間が狭まるようにします。
そこまではやれるけれど、やはり防音効果が出にくいのが現実。
そのため、窓工房としてはオススメすることはできません。
防音対策②
今の窓を取り壊して
防音効果の高い新しい窓に交換する方法
今の窓を取り壊して新しい窓に交換する方法は、大がかりな工事になります。
窓の防音対策のためだけに、それほどの労力とお金をかけるのは、まったく割にあわないと考えています。
そのため、この方法も窓工房としてはオススメできません。

今の窓を取り壊して、防音性の高い窓枠に交換しようとすると、それは大がかりな工事になります。
大工さんが入ったり、左官屋さんが入ったり、ガラス屋さん以外のいろんな職人さんの力が必要になります。
2、3日はかかってしまうほどの大工事です。
工事を手伝ってくれる人の数、かかる時間が多くなればなるほど、当然ながら工事費も高くつきます。
つまり、今の窓を取り壊して新しい窓に交換することは手間もお金もかかるのです。
今の窓を取り壊して新しい窓に交換
そもそもマンションの場合
窓枠交換の許可が下りにくい
持ち家一軒家なら、自分の意志次第で壁を壊すような工事が自由にできます。
けれど、マンションにお住まいの方の場合、窓は完全な共有部分です。
ガラスの交換は許可が降りるけれど、窓枠ごと交換する工事は、まず許可がおりません。
マンションの外観保持が理由となって、オーナーさん、管理組合などからの許可がおりないのです。
今の窓を取り壊して新しい窓に交換
ガラス屋さんが
窓枠サッシごと交換するのは、こんなとき
例えば、お住まいの家の窓が30年、40年の古さで、もうガタガタで、動きも悪くて、隙間だらけ。
そういう窓を新しく入れ替えることなら、まだ現実的です。
また、窓を取り壊すには、外壁を切らなければなりません。
そうすると、切ったあとが残ってしまって、外観上の見栄えにも影響してきます。
徹底的に考え抜いた大型リフォームのときならば、壁を壊して、窓を入れ替えて、全体の見栄えを整える。
これもひとつの方法だと思います。
しかし、防音目的だけで、窓の入れ替え工事となると、ちょっと大変だというのが専門家である窓工房の本音です。
窓の防音対策のためだけに、それほどの労力とお金をかけるのは、まったく割にあいません。
そのため、この方法も窓工房としてはオススメできないのです。
今の窓を取り壊して新しい窓に交換
今の窓を取り壊して
新しい窓に交換することのデメリット
- 工事に関わる人数が増える
- 工事に2〜3日はかかる
- 工事代が跳ね上がる
- 外壁に傷が残る
- そもそもマンションは許可が下りない
防音対策③
今の窓はそのままに
内側にもう一つの窓を設置
窓工房では、防音目的であれば、今ある窓はそのまま置いておいて、内側に新しい窓を取りつけるのをオススメしています。

防音が目的でしたら1番おすすめの方法です!
今ある窓に特別な防音効果がなくても、やはり多少それでも遮音はしてくれます。
今の窓はそのままにしておいて、内側に新しい窓を取りつけた方が防音効果も極めて出やすいのです。
費用の面、時間の面、防音効果の面。
3つの面ですべてお得なのが、内側にもう一つの窓を設置する方法です。
窓工房では、2004年以降、防音対策のお問い合わせをもらって、実際に直接施工をさせてもらっています。
施工するもののほぼすべて、
99パーセントは内側に新しい窓をつける方法になります。
今ある窓の内側に新しく設置する窓は『内窓うちまど』と呼ばれています。
別名、二重窓、二重サッシ、インナーサッシと呼ばれることもあります。
それでは、なぜ内窓の設置がオススメなのか、3つの理由を説明していきます。




防音対策なら内窓がおすすめ