理由1. サッシのすき間対策が必要だから

音は窓から出入りします。

もっと細かく見ていくと、
窓のどの部分を通過するのでしょうか?

1つ目は、窓ガラス自体を通過する音。
2つ目は、窓枠とガラス戸のすき間から漏れる音。

「窓ガラスを通過する音」と「窓枠とガラス戸のすき間から漏れる音」

この2つが音の出入りの原因です。

そのため、窓ガラスを防音ガラスに替えるだけでは、
効果的な防音対策になりません。

それと合わせて大切になるのが、
窓枠とガラス戸のすき間から漏れる音を塞ぐことです。

すき間から漏れる音の方が圧倒的に多いので、
サッシのすき間対策をすることが重要
になります。

内側に新しく設置する内窓は、
窓枠とガラス戸のすき間が
極力少なくなるように研究されて作られています。

窓枠は、よくあるアルミサッシではなく、
弾力性のある樹脂製サッシが使われています。

実際に内窓のガラス戸を閉めてみると、
これが、ピシッと気持ちよく閉まるのです。

それでも、実際に触ったことがないと、
イメージしにくいですよね。

内窓を触ったことがない人にも、
簡単にイメージしてもらう方法があります。

それは、冷蔵庫の扉です。

冷蔵庫の扉って、扉の周りに、
密着のいいゴムがきっちりと着いてますよね。

あのゴムのおかげで、扉を閉めれば、
ぴったりとしまって中の冷気が逃げなくなります。

冷蔵庫の扉のような密着性
冷蔵庫の扉のような密着性

冷蔵庫ほどの密着性は極端ですが、
内窓でも、窓枠とガラス戸の間に、
あの密着性が再現されていると思ってください。

そして、密着性があるから、すき間がない。
すき間がないから、音の出入りもシャットダウンできるのです。

この構造のおかげで、より強力に
サッシのすき間対策ができるのです。

「窓が二重になれば音って下がるよね」と、よく聞かれます。

「窓が二重になれば音って下がるよね?」
「窓が二重になれば音って下がるよね?」

お客さまの中には、
「窓が二重になれば音って下がるよね。」
とおっしゃる方もいらっしゃいます。

確かにそういう要素もゼロではありません。

けれど、窓が二重になるからということよりも、
内側に新たにはいる窓自体が
密着性の高い窓であるということが重要
です。

「なるほど。新たに入る窓自体で、すき間を塞いでいるので
防音効果がでやすいんだぁ~。」

と考えてもらえればと思います。

あえて極端なことをいうと、

今の窓が開いていても、新しく設置した内窓で、
完全に音をブロックする

これぐらいの感覚で
対策をすることが大切になってきます。

そうしないと、やはり音は入ってきてしまいます。

窓が二重だから、それだけでいいということではないのです。

・ガラスを通る音だけでなく、窓枠のすき間をふさぐのが肝心
・機密性の高い内窓が、窓枠のすき間を内側でシャットアウト